本文へスキップ

中性脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪、肥満、メタボを正しく理解してからダイエットを始めましょう!

<当サイトは医療従事者が監修・運営しています>

> 脂肪はどうやって蓄積するの?

脂肪はどうやって蓄積するの?

飢えに備えて脂肪をたくわえる


「美味しいものはたくさん食べたい!でも、脂肪がつくのは嫌!」

 誰もがこのように思うのですが、私達の体はこの想いに反して食べた分だけ脂肪がついていきます。「これしか食べてないのに太った!」という事もあるように、驚きの効率のよさで脂肪ができる事もあります。どうして私達の体はこんなにも効率よく脂肪を蓄えてしまうのでしょうか?

 それは人類の歴史をさかのぼること数百万年、人類が原始時代を生き抜いていた頃からの話になります。その時代は狩猟をしたり、農耕を始めたりして食べ物を手に入れていましたが、狩猟に失敗したり、天候の異変などで常に飢えと隣り合わせの生活でした。

 そのような厳しい生活を生き抜くために、体は取り込んだ栄養を効率よく脂肪に換えて体内に貯蔵し、食糧不足になった時にエネルギー源として使うシステムを構築してきました。

 今でこそ飽食の時代といわれていますが、食生活が豊かになったのは最近の話です。人類は長い間飢えと戦い続け、そのシステムは依然として私達の体に備わっているのです。このシステムはそもそも生き抜くために人類が構築したものですが、飽食の時代になった事で逆に作用し、太りやすい体質が健康を害するようになってしまったのです。



脂肪の蓄積にはインスリンが関係


 ごはんやパンなどの食品を摂取すると、体内で消化液や酵素によって分解されブドウ糖になります。ブドウ糖は肝臓から血液中に送り出され、全身の細胞に運ばれてエネルギー源となります。血液中にどのくらいのブドウ糖が存在するかを表したものが血糖値であり、高くても低くても体にさまざまな影響を与えます。

 血糖値が高い状態、つまり体内のエネルギーが過剰な状態になった場合は、膵臓からインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されます。このインスリンにはブドウ糖を細胞内に取り込ませ、エネルギーとして活用させる働きがあります。

 また、余ったブドウ糖を中性脂肪に変えて脂肪細胞に取り込ませ、エネルギー源として貯蔵する働きもあります。これらの働きによって血糖値の過剰な上昇を抑えることができるのです。

 しかし、食べ過ぎや運動不足が続くとエネルギーが過剰になり、体内でのエネルギー燃焼で余ったエネルギーは次々に貯蔵エネルギーとして蓄えられていきます。さらにこのような状態が続くと血糖値を下げるインスリンが効きにくい体質になり(インスリン抵抗性)、ますますエネルギーの燃焼が減って脂肪が蓄積するようになります。


関連記事
脂肪とはそもそも何?
とても大切!中性脂肪とコレステロールの役割
脂肪細胞はホルモンを分泌している
太っているか痩せているか診断しよう
私の脂肪で何日生きられる?
わたしは今後どれくらい太っていく?
脂肪燃焼を左右する代謝量とは
リバウンドするたびに脂肪が増える!?
遺伝による肥満は諦めるしかない?
女性は脂肪がつきやすい?
女性の肥満と脂肪の関係